コラム

怒りの感情溜めてない?

春と怒り

 新年度が始まって少しずつペースが掴めてくる頃でしょうか?

春は陰陽でいう陽の気が高まりやすい時。

様々なものが芽吹き、パワーが満ちてくる時。

それに伴って、心と体のバランスが崩れ、ストレスを感じやすい時期です。

五行式体表で見ると、春の五臓は肝。五志は怒(怒り)なんですね。

春はこの怒りの感情が現れやすい時期。

怒りの神様

奈良県吉野郡にある金峯山寺にご縁があり修行に訪れました。

こちらには珍しい金剛蔵王大権現様が期間限定でご開帳されていて、お目にかかることができました。

怒りを表したとても恐ろしいお姿ですが、慈悲と寛容に満ちあふれたお姿と言われます。

現在・過去・未来の三体。全身の青黒い色が、その慈悲と寛容を表しているそう。

実際にお顔を見させていただき、怖い感じはありませんでした。

怒りの内側には優しさがあると感じました。

慈愛に満ちた父母の怒りに似たお姿ともいえるでしょう。

私はこの神様にご縁があり、大好きだったりします。

怒りって悪い感情でも無いことが分かります。

しかし、溜めることがよく無いのです。

怒りの感情はどこに溜まる?

意外と溜まりやすいのは顔面部。目や額です。

東洋医学では、望診と言って顔の表情や部位について診るだけの診断方法があります。

そこで、舌の色や顔色などを見たりします。

顔が赤い人は怒りやすかったりします。

額は望診で心と関係する部位と考えられます。

また、目も肝と関係するのです。

目は口程にものをいうなんて言われるように、精神状態を知る上で昔から重要とされていますよね。

面白い出会い

修行に訪れた金峯山寺で出会った女性はベテランエステチィシャン。

その女性が足が痛くて明日歩けないかも,,,という辛さだという。

私がストレッチやマッサージなどの施術をすると、楽になったと喜んでいただきました。

お礼にフェイスマッサージをしていただくことに。

怒りを溜めてない?

その一言にびっくり。

私も人の体から感じることはありますが、その言葉に自分の感情に改めて気づくことができたのです。

自分でも触られて分かりましたが、おでこの上部、そして頭につまり感があり、施術後にはすっきり。

宿坊での夜、すごく癒されたのでした。

怒りとの向き合い方

怒りの感情を普段あまり出して無い人って多いのでは?

大人になると、感情そのものに蓋をすることも多い。

怒りはエネルギー消耗が大きい。だから子供みたいに発散できないのかもしれません。

ではどうしたらいいのか。

それは、怒りを否定せず認めること。

ただ、それだけでいいのです。

あ、私怒ってるんだ。も〜!!

みたいな。

結構スッキリします。

また、今回おでこをケアしてもらったのと同じように、人の言葉や手のパワーって凄い!

最近イライラが止らない!

そんな人は人の手を借りてみましょう。エステもいいし、鍼灸やリラクゼーションもおすすめ。

私にも是非一度ご相談くださいね。

また、ツボで言うと頭の頭頂部にある百会(ひゃくえ)を押すのもおすすめです。

ABOUT ME
この記事を書いた人

MIHO YAMAUCHI
山内美穂
2005年からダンス、ヨガの指導者として活動を開始。鍼灸師国家資格を取得し、健康美をテーマに東洋医学の観点からツボ、お灸講座なども開催。関西を中心にグループレッスン・パーソナルレッスン・出張レッスン・ イベント出演など幅広く活動中。

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