美容鍼と美容医療には「どのような違いがあるのか」「どちらを受けたらよいのか」悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、美容鍼と代表的な美容医療の違い、メリット・デメリットを解説します。
美容鍼と美容医療それぞれの特徴を確認して、あなたに合う施術を選びましょう。
Contents
美容鍼と美容医療・美容整形、エステの違い
美容に関する代表的な施術には、美容鍼・美容整形などの美容医療・エステがあります。
それぞれの目的や施術内容、効果の持続性などは、以下のとおりです。
美容鍼 | 美容医療(美容整形) | エステ | |
目的 | 鍼で刺激して肌質改善・健康促進 | 外科手術(美容整形)や医療技術による美容改善 | リラクゼーションやスキンケア |
施術内容 | 肌に極細の鍼を刺す | 外科手術レーザー治療注射 など | マッサージスキンケア など |
実施者 | 鍼灸師(国家資格) | 医師(国家資格) | エステティシャン |
効果の持続性 | 継続的な施術メンテナンスが必要 | 施術内容により長期的な効果が期待できる | 一時的な効果定期的な施術が必要 |
リスク | 低い | 高い | 低い |
美容鍼と美容医療の施術を担当するのは、国家資格保持者のみです。
身体に侵襲が強い美容医療は効果の持続性と比例してリスクも高くなり、美容整形では外科手術によりダウンタイムが必要となったり火傷をしたりする可能性もあります。
美容鍼は髪の毛より細い鍼をツボに刺して身体の内側から肌や健康の改善を促す治療法です。
内出血や好転反応などを起こす可能性はありますが、重大な副作用が起こる可能性は低いでしょう。
美容鍼後の好転反応については以下の記事でもくわしく解説しています。
一方、マッサージや美容サービスのエステはリラクゼーションやスキンケアを目的とする方へは適していますが、効果は一時的です。
確かな知識と技術を持つ施術者からリスクを抑えて美容ケアをしてもらいたい方には、美容鍼をおすすめしております。
【美容鍼】メリット・デメリットと価格相場
美容鍼のメリット・デメリットは以下のとおりです。
美容鍼のメリット | 美容鍼のデメリット |
・手術や薬に頼らず不調にアプローチできる ・リスクが低い ・美容目的に利用できる ・1回の施術で効果が実感できることもある ・個別にアドバイスがもらえる | ・内出血が起こる場合がある ・好転反応が起こる可能性がある ・金属アレルギーの方は注意が必要 |
美容鍼は細い鍼を顔・頭皮・首・肩などのツボに刺すことで、肌や健康の改善を促す治療法です。
本来の自然治癒力にアプローチするため、美容のほか身体の調子も整えたい方におすすめの施術です。
美容鍼の価格相場は1回の施術でおよそ8,000〜10,000円ですが、お悩みにより施術時間や内容が異なります。
美容鍼の価格については、以下の記事でくわしく解説しています。
Be shantiの美顔鍼コースでは、できる限り内出血によるアザの発症を抑えるため、身体全体を診てから必要な場所にお灸しております。
ほかにも心配なことがある方は、施術前のカウンセリングにてお気軽にご相談ください。
美容鍼のメリット・デメリットについては、以下の記事でもくわしく解説しています。
【美容医療】施術別のメリット・デメリットと価格相場
美容医療には外科手術や医療機器による照射、注射や薬剤の使用など、さまざまな治療方法があり、迷う方もいるでしょう。
ここでは、8つの代表的な施術について説明します。
- レーザー治療
- 光治療
- ハイフ
- ヒアルロン酸注入
- ボトックス注射
- ダーマペン
- リフトアップ
- ピーリング
施術内容やメリット・デメリット、価格相場などをまとめましたので、ぜひご参考ください。
レーザー治療
レーザー治療は高エネルギーのレーザー光を使用して、肌のシミや毛穴などの悩みを改善する治療方法です。
施術名 | レーザー治療 |
対象となる悩み | シミ・肝斑・毛穴・にきび跡 |
メリット | ピンポイントでシミ治療 |
デメリット | ・やけどのリスク ・熱やピリピリ感 ・一時的にシミが濃くなる |
費用相場(税込) | 10,000〜50,000円 |
レーザーにはシミ部分に照射してメラニン色素を破壊する機器や、異なる波長で照射して皮膚の再生を促してにきび跡をきれいにする機器などがあります。
ピンポイントでシミを消したい方には、部分的に行えるレーザー治療も利用可能です。
レーザー治療の副作用にはやけどのリスクや熱感、赤み、ピリピリ感、色素沈着、肝斑増加などがあり、一時的にシミが濃くなるケースがあります。
光治療
広範囲の波長やエネルギーを持つ光を使用する光治療は、肌全体に均一に照射するためレーザー治療よりも広範囲に作用します。
施術名 | 光治療 |
対象となる悩み | くすみ・にきび・赤ら顔 |
メリット | レーザーと比べリスクが少ない |
デメリット | ・効果は緩やか ・継続的な治療 ・一時的にシミが濃くなる |
費用相場(税込) | 10,000〜50,000円 |
広範囲に作用する光治療は肌全体のトーン均一化や肌質改善などを図れますが、継続した治療が必要なため時間や費用がかかります。
光治療は効果が出るまでに一定の期間が必要であり、一時的にシミが濃くなるケースもあります。
ハイフ
ハイフは特定の部位に超音波を照射して肌の引き締めやたるみ改善を促す治療で「切らないたるみ治療」とも呼ばれています。
施術名 | ハイフ |
対象となる悩み | フェイスラインのたるみ・二重あご |
メリット | 外科手術なしでリフトアップ |
デメリット | ・強い痛みの可能性 ・即効性なし ・効果持続が短い(半年ほど) |
費用相場(税込) | 30,000~100,000円 |
個人差がありますが、ハイフは約3週間後から効果を実感できるといわれています。
手術をせずにリフトアップ治療ができるため費用相場は高めですが、ハイフの効果を持続するためには継続して治療を受ける必要があります。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入はヒアルロン酸製剤を注射で皮膚や組織に注入し、シワやハリを改善する施術です。
皮膚や組織に直接注入するため、効果をすぐに実感しやすいとされています。
施術名 | ヒアルロン酸注入 |
対象となる悩み | シワ(ほうれい線 など) |
メリット | 即効性 |
デメリット | ・注射が痛い ・内出血や腫れのリスク ・アレルギー ・感染のリスク |
費用相場(税込) | 1部位 10,000円~ |
ヒアルロン酸は自然と体内に吸収され、持続期間は半年から1年程度といわれています。
注射で皮膚にヒアルロン酸を注入するため、痛みや内出血、腫れ、アレルギーや感染症のリスクを伴います。
注射に抵抗がなく、即効性を求める方は検討してみても良いでしょう。
ボトックス注射
表情筋の過剰な収縮を抑える作用をもつボトックス注射は、眉間や目尻といった細かいシワにも作用する治療法です。
施術名 | ボトックス注射 |
対象となる悩み | シワ(眉間・目尻・おでこ など) |
メリット | 即効性 |
デメリット | ・注射の痛み ・内出血や腫れのリスク ・アレルギー ・感染のリスク |
費用相場(税込) | 1部位 10,000円~ |
個人差はありますが、効果が出るまでには1~7日程度かかり、持続は3~4ヶ月ほどといわれています。
ボトックス注射は痛みや内出血、腫れ、アレルギーや感染症のリスクがあり、効果を得るために継続的な治療が必要です。
ダーマペン
ダーマペンは微細な針が付いたペン型の機械で肌に小さな穴をあけて、皮膚の再生力を促す治療法です。
肌に微細なダメージを与えてコラーゲン生成を促し、新陳代謝を高めます。
施術名 | ダーマペン |
対象となる悩み | にきび跡・たるみ・毛穴 |
メリット | 皮膚再生の促進により肌質が改善 |
デメリット | ・痛みや発赤のリスク ・肝斑が悪化する恐れ |
費用相場(税込) | 20,000円〜 |
皮膚の再生プロセスを利用する治療のためニキビ跡や毛穴が目立たなくなり、肌質の改善が見込めます。
しかし、痛みや赤みなどのリスクやシミが濃くなる可能性があるため、デメリットを理解したうえで検討しましょう。
リフトアップ
リフトアップは外科手術や細い糸を使い、皮膚や筋肉を引き上げてたるみを解消する治療法です。
施術名 | リフトアップ |
対象となる悩み | フェイスラインのたるみ |
メリット | 長期的な効果 |
デメリット | ・外科手術のため高額 ・麻酔が必要な痛み ・腫れや内出血のリスク ・ダウンタイム |
費用相場(税込) | 100,000~500,000円 |
外科手術であるリフトアップは施術後の回復に時間がかかり、腫れや内出血のリスクもあります。
リフトアップは長期的な効果を求める方に向いていますが、リスクやダウンタイムを理解しておきましょう。
ピーリング
ピーリングは肌に薬剤を塗り、古い角質を除去してターンオーバーを促す治療法です。
施術名 | ピーリング |
対象となる悩み | シミ・くすみ・にきび・毛穴 |
メリット | 肌ターンオーバーを促進 |
デメリット | ・肌のひりつき、乾燥のリスク ・赤み |
費用相場(税込) | 3,000~20,000円 |
ピーリングは使用する薬剤により低価格で治療を受けられますが、継続して施術を受ける必要があります。
肌のヒリヒリ感や乾燥、赤みなどが出やすくなりますが、ターンオーバーを整えたい方は検討してみても良いでしょう。
美容鍼と美容医療は併用できる?間隔は?
美容鍼と美容医療は上手に併用することで、より効果を実感しやすくなります。
ただし、美容鍼は副作用の出現リスクが低いのに比べて美容医療は腫れや内出血のリスクが高いため、短期間で併用して施術を受ける方は先に美容鍼を受けるのがおすすめです。
美容鍼と美容医療が併用できる間隔は施術内容によって異なるため、事前にサロンやクリニックにてご確認ください。
美容鍼は健康&美容にも嬉しい効果がたくさん!
いかがでしたでしょうか?
本コラムでは、美容鍼と美容医療の違いやメリット・デメリットを比較しました。
美容医療は外科手術や薬剤を使用して、より強い作用で外見の悩みにアプローチしますが、副作用のリスクや値段の高さがネックとなります。
一方、美容鍼は内臓に負担をかけずに身体の外側と内側、両方からのアプローチが可能です。
低リスクで自己治癒力を高めて肌質や体質を改善できる美容鍼は、美容はもちろんのこと健康にも嬉しい作用をもたらすでしょう。
Be shantiではお客様のお悩みや生活スタイルに合わせて、丁寧にアドバイスしておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。